大人におすすめの香川イベント！旧金毘羅大芝居（金丸座）「四国こんぴら歌舞伎大芝居」

香川県仲多度郡琴平町には、「こんぴらさん」の愛称で古くから親しまれている「金刀比羅宮」という神社があります。そして、こんぴらさんの近くには日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居」があります。

この場所は歌舞伎ファンのみならず、こんぴら参りに来たら是非訪れていただきたいおすすめのスポットなのです。

今回は、最近では映画のロケ地としても人気なこの「金刀比羅宮」（通称：こんぴらさん）と「旧金毘羅大芝居」（通称：金丸座）の魅力について、ご紹介します。

金刀比羅宮とは

金刀比羅宮は、昔から多くの人々に親しまれている海の神様です。「さぬきのこんぴらさん」と呼ばれ、庶民信仰として有名なこの神社。名前を一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

古くからお伊勢参りと並んで人気の金刀比羅宮は、その参道の長い石段も有名です。なんと、本宮までは785段、奥社まで合わせると1368段にも及ぶのだとか。

この長い参道から奥社までの石段を上がると、大門のところには「五人百姓」がいます。本来、境内で商売することが禁止されているのですが、昔から特別に許可されているのがこの五人百姓です。

大きな傘を広げ、加美代飴を売っている姿は、こんぴらさんの名物。この加美代飴は定番のお土産としても人気だそうですよ。ぜひ、お参りがてら味わってみてはいかがでしょうか。

他にも、参道の両脇にはおみやげ屋さんやうどん屋さんなどが軒を連ねているので、楽しみながらお参りすることができそうですね。

金毘羅大芝居とは

また、こんぴら参りに来たら必ず立ち寄っていただきたいのが金毘羅大芝居（通称：金丸座）です。この場所は、天保6年（1835年）に建立された現存する日本最古の芝居小屋。

建立された当時、年に3回催されていた会式の際、町には市が立ち、芝居や相撲、軽業、操り人形などの興行が仮設小屋で掛けられていました。特に芝居見物は、当時の人々にとって最大の楽しみだったことでしょう。

江戸時代中頃に、定小屋が当時の大阪道頓堀にあった大西芝居（後の浪花座）の規模や様式、構造を模し、富くじ（現在の宝くじのようなもの）の開札場を兼ねて建てられたといわれています。

「金毘羅大芝居」の名は瞬く間に全国に知られ、江戸、大阪、京都の大都市にある劇場と匹敵するようになりました。東西の千両役者もこぞって「金毘羅大芝居」の檜舞台を踏んだそうですよ。

しかし、時代の変化により興行は衰退、廃館してしまった金丸座。それでも大切に残されてきた「金毘羅大芝居」を後世にも残したい、と保存運動が始まり、その想いが昭和45年6月17日「旧金毘羅大芝居」として国の重要文化財に指定されることへと繋がりました。

しかし、近代以降は人々にとっての娯楽文化も変化し、やがて興行は衰退していき、廃館を余儀なくされました。

その後、昭和47年から4年間の歳月をかけ、現在の場所に移築復元。また、平成15年度には「平成の大改修」として大規模な復原、耐震構造工事が行われました。調査中に「ブドウ棚」（井に竹を格子状に組み荒縄でしめたもの）と「かけすじ」（役者が宙吊りするのに使用する演出装置のこと）が発見されたことで、江戸時代の情緒あふれる姿を現代でも楽しむことができます。

金毘羅大芝居2019年の公演情報

昭和50年度の移築復元後、昭和60年からは毎年春に「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が定期開催されるようになりました。今では歌舞伎ファンのみならず、全国から多くの方々が旧金毘羅大芝居を訪れ、春の風物詩として人気を博しています。

現存する最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居」（通称：金丸座）で見る歌舞伎は、まるで当時にタイムスリップしたよう。足を運んで、その歴史の重みを感じてみてはいかがでしょうか。

※最新の公演情報は、ホームページをご覧ください

◯第35回記念 四国こんぴら歌舞伎大芝居

期間：平成31年4月6日（土）～21日（日）千穐楽

開演時間：第一部（午前11時開演）、第二部（午後3時開演）

御観劇料：A席：14,000円（税込）、B席：10,000円（税込）、特別席：16,000円（税込）

※小学生未満のお子様は、ご入場いただけませんので、あらかじめご了承ください

※詳細は、公演情報（http://www.konpirakabuki.jp/schedule）よりご確認ください

旧金毘羅大芝居（金丸座）詳細情報

公式サイト：http://www.konpirakabuki.jp

住所：香川県仲多度郡琴平町乙1241

アクセス：詳しくはこちら

開館時間：9:00〜17:00

定休日：なし（催し物開催日は休館となる場合あり）

電話：0877-73-3846（管理事務所）

見学料金：大人500円、中・高生300円、小人200円

大人なイベントを楽しんだ後は、香川らしい美味しさを味わいましょう

穏やかな瀬戸内の気候で、のびのびと育つオリーブを眺めながら、地元産の食材を使用した美味しい料理に舌鼓を打ちましょう。

オリーブ農園レストラン「OKI OLIVE ガーデンカフェ」では、自社農園オリーブオイルや香川県の特産品「オリーブハマチ」など香川の旬のものを使用した創作料理をご用意しています。

目の前に広がるオリーブ畑と香川の美味しさが詰まった料理の数々…「OKI OLIVE ガーデンカフェ」でしか味わえない、至福のひとときとなります。

香川でのお出かけの締めくくりに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか？

レストラン情報

住所

香川県高松市西植田町4560-1　オキオリーブガーデンカフェ

営業時間

プレオープン期間（1月～3月）：毎週土・日曜日11:00～15:00

メニュー

ランチ：1,280円（サラダ+デザート+ドリンク∔小菓子付き）