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香川の「オリーブ」が美味しい理由は?その歴史と魅力に迫る

香川の「オリーブ」が美味しい理由は?その歴史と魅力に迫る

オリーブオイル、オリーブのおつまみ、オリーブの石鹸…日常の中で、意外と目にする機会が多い「オリーブ」。

そんなオリーブを日本で広めた場所、香川県。今では香川名物の一つでもあります。

なぜ香川県でオリーブの栽培が始まったのでしょうか?その歴史を紐解いてみましょう。

オリーブってどんな植物?

オリーブは、モクセイ科の常緑小高木です。地中海沿岸が原産で、世界各地の暖かく乾燥した地域で栽培されています。オリーブ(olive)は色名の一つで、その色は暗い緑みの黄。モクセイ科オリーブの果実のような暗い黄褐色のことを指します。

熟した果実からオリーブオイルをとり、料理に使うなどの食用から、化粧用の香油、石鹸原料、薬用など、幅広く使われています。

どうして香川県?日本オリーブの始まり

オリーブは地中海沿岸原産で、スペイン、イタリア、ギリシャなどで主に生産されています。

そのオリーブがなぜ香川で作られ始めたのかご存知ですか?日本でのオリーブの経済栽培は、なんと明治41年に始まりました。

イワシなどの油漬加工に必要なオリーブ油の国内自給を図るため、三重、鹿児島、香川の三県に、輸入したオリーブの苗木を植え始めました。外国からきた木はなかなか日本の気候に合わず、気温や湿度の問題でほとんどが枯れてしまった中、地中海の気候に似た香川県小豆島のオリーブだけが残りました。

それ以来、小豆島はオリーブ発祥の地として知られ、「オリーブの島」とも呼ばれています。香川県では、今もなお小豆島を中心にオリーブの栽培が行われています。

香川でのオリーブ栽培が始まって、100年余り。

この100年は、オリーブが日本の食文化や化粧品など、暮らしに身近なものになるまでに苦労を重ねた100年だと言われているのだとか。

小豆島で小さな灯火のように始まったオリーブ栽培が、後に香川県の県花、県木に指定され、栽培や加工は香川県全域に広がりました。こうして、香川県は日本オリーブ発祥の地として確立されました。

こだわりのその先に。香川のオリーブが美味しい理由

香川県で採れるオリーブは、どうしてここまで評価されるようになったのでしょうか?それには、オリーブ生産者のこだわりや歴史を重ねてきたひたむきな努力が垣間見えました。

海外では機械を使用して果実をふるい落としてしまうことが多いそうですが、香川県では傷がついて品質が低下する、その傷から油が酸化してしまうのを防ぐため、ひとつひとつ丁寧に手摘みで収穫しています。その努力が香川のオリーブオイルが美味しい理由の一つになっているのですね。

また、香川県には「かがわオリーブオイル品質表示制度」という独自の制度があります。 日本にはエキストラバージンオイルの品質を示す基準がないため、平成26年に香川県独自品質制度を設けました。酸度などを測る化学検査や官能評価が行われます。この制度によって、香川県のオリーブオイルは高品質を保たれています。

これらの多くのこだわりから、香川のオリーブオイルは世界で評価されるようになりました。

「FLOS OLEI(イタリアで出版している世界オリーブオイルガイドブック)」、「ロサンゼルス国際エキストラバージンオリーブオイル品評会」の他、「OLIVE JAPAN」コンテストなどの国際品評会で次々と賞を受賞するなど、香川県のオリーブオイルは世界でも高い評価を得ています。

ドレッシングのベースや炒め物用の油、揚げ物用の油、化粧用油など、幅広く使用されている、オリーブオイル。

香川県では、瀬戸内海で獲れたタイやハマチ、タコ、エビなどの魚介類とオリーブを組み合わせた料理や、香川県産の豚肉と組み合わせた料理など、地域ならではの素材とオリーブを組み合わせて、新たな郷土料理を生み出しています。

香川のオリーブオイルは一味違います。エクストラバージンオリーブオイルをそのまま一口。それだけで、美味しさに驚きます。でも、いつも作っている普段の料理にもよく合うんですよ。ぜひ一度試してみてくださいね。

香川でオリーブを味わうなら、農園に行こう!

香川のオリーブを味わうなら、オリーブ農園で心ゆくまで堪能しませんか?穏やかな瀬戸内の気候で、のびのびと育つオリーブを眺めながら、地元産の食材を使用した美味しい料理に舌鼓を打ちましょう。

オリーブ農園レストラン「OKI OLIVE ガーデンカフェ」では、自社農園オリーブオイルや香川県の特産品「オリーブハマチ」など香川の旬のものを使用した創作料理をご用意しています。

目の前に広がるオリーブ畑と香川の美味しさが詰まった料理の数々…「OKI OLIVE ガーデンカフェ」でしか味わえない、至福のひとときとなります。

香川のオリーブを味わいに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

レストラン情報

住所

香川県高松市西植田町4560-1 オキオリーブガーデンカフェ

営業時間

プレオープン期間(1月~3月):毎週土・日曜日11:00~15:00

メニュー

ランチ:1,280円(サラダ+デザート+ドリンク∔小菓子付き)