食べるところ

「オリーブハマチ」って知ってる?香川県高松市西植田町が誇る絶品食材

「オリーブハマチ」って知ってる?香川県高松市西植田町が誇る絶品食材

お刺身やお寿司のネタで親しまれているハマチ。出世魚 ブリの成長過程の呼び名としても知られていますね。そのハマチの養殖は、実は香川県が発祥であることをご存知でしょうか?

世界初のハマチ養殖の事業化を成功させた野網和三郎の生誕100年、ハマチ養殖80周年の節目の年となる平成20年に、香川県内の関係団体が記念事業として研究が進め、開発したのが「オリーブハマチ」です。

オリーブハマチってなに?

オリーブハマチとは、オリーブの葉を使った粉末を20日間以上エサとして与えた養殖ハマチのことです。

オリーブの葉には、抗酸化作用が強いと言われるポリフェノールの一種「オレウロペイン」が豊富に含まれているため、エサとして与えたハマチは肉質が酸化・変色しにくくなるといわれています。

香川県の県木・県花にもなるオリーブが、こんなところでも活躍しているなんて驚きますね!地元の人は「ハマチは”オリーブハマチ”しか食べない」と言われる方も多いのだとか。それだけ絶品の美味しさなんですよ。

そもそもハマチはどんな魚?

ハマチとは、ブリが成長していく過程の呼び名の一つです。ブリは回遊魚の一種で、ほぼ一定の経路を使って広い範囲を移動する魚です。

ブリの呼び方は、関東と関西でも変わります。関東では、15cmくらいまでの小さいものを「ワカシ」、その後40cm前後までに成長すると「イナダ」、60cm前後を「ワラサ」、70~80cm以上の成魚を「ブリ」と呼びます。関西でも大きさによって「ワカナ」、「ツバス」、「ハマチ」、「メジロ」、「ブリ」といったように呼び方が変わります。

成長と共に、呼び名が変わることから、「出世魚」としても知られていますね。縁起の良い魚としてお正月や門出の日などのハレの日にも重宝されています。

現在は、昭和30年頃からの養殖本格化によって、「ハマチ」という呼び名が全国に広がったため、5kg以上のハマチを養殖ブリとして呼んでいます。

オリーブハマチに重要なオリーブの秘密

オリーブハマチの生産に使われているオリーブ粉末は、香川県小豆島町のオリーブ生産会社である株式会社ヤマヒサで生産されたオリーブの葉が使われています。オリーブ葉には、抗酸化作用や血糖降下作用、抗高血圧作用、抗ピロリ菌活性などの効果があるといわれており、今後はそのオリーブ葉を食べて育ったオリーブハマチの機能性についても注目されています。

また、粉末加工も香川県の東かがわ市にある吉田飼料株式会社で行われており、100%国産の原料でできています。さらに、香川県かん水協会が品質確認をしているので、いつでも安全で安心なオリーブハマチを味わうことができます。

オリーブ。高松市西植田町の地元食材紹介vol.1『オリーブハマチ』

オリーブハマチの美味しい食べ方

オリーブハマチは、晩秋から冬(11月〜1月)にかけて一番脂がのっていて、美味しい季節です。身がしまっていて適度な歯ごたえがある身は、深い旨味を感じながらもさっぱりとした味わいが楽しめます。

お刺身やカルパッチョなど生で食べるのはもちろん、あっさりとして食べやすく、臭みが少ないので煮物や焼き物、揚げ物などどんな料理に仕立てても美味しく食べることができます。お気に入りの食べ方を見つけてみてくださいね。

地元以外はあまり出回らない幻の魚、オリーブハマチ。見つけたらチャンス!ヘルシーで旨味の強いオリーブハマチを是非一度、ご賞味ください。

オリーブハマチを味わうなら、OKI OLIVE ガーデンカフェへ!

香川といえば、うどんが有名ですが、オリーブも外せません。穏やかな瀬戸内の気候で、のびのびと育つオリーブを眺めながら、地元産の食材を使用した美味しい料理に舌鼓を打ちましょう。

オリーブ農園レストラン「OKI OLIVE ガーデンカフェ」では、自社農園オリーブオイルや香川県の特産品「オリーブハマチ」など香川の旬のものを使用した創作料理をご用意しています。

目の前に広がるオリーブ畑と香川の美味しさが詰まった料理の数々…「OKI OLIVE ガーデンカフェ」でしか味わえない、至福のひとときとなります。

香川でしか味わえないオリーブハマチを食べに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

レストラン情報

住所

香川県高松市西植田町4560-1 オキオリーブガーデンカフェ

営業時間

プレオープン期間(1月~3月):毎週土・日曜日11:00~15:00

メニュー

ランチ:1,280円(サラダ+デザート+ドリンク∔小菓子付き)

記事/ところで編集部